コロナ禍でリモート化が進む中で、コワーキングスペースの需要が増加している。しかしコワーキングスペースの運営には運営管理、集客や経費などさまざまな課題があった。それらの課題をアプリに集約することで一括で解決してくれるサービスが、株式会社fixUの提供する『fixU(フィックスユー)』だ。どんなサービスなのか、代表の山岡さんにお話を伺った。
代表取締役 山岡 源
ーーひとことで言うとどのようなサービスですか?
コワーキングスペースの店舗運営を支援するサービスです。fixUを導入することでさまざまな手続きを簡略化することができ、店舗の運営者さんはより戦略的な経営の方に集中することができます。
ーーコワーキングスペースはどのような方が利用するのですか?
幅広い年代・職種の方が利用されています。例えば中学生や高校生がテスト勉強に使ったり、フリーランスの方々や会社のがリモートワークの方も利用されています。
ーーどのように登録して使い始めるのですか?
利用者さんはアプリをインストールして会員登録すると、全国のコワーキングスペースが一覧で見られます。その中でいきたい店舗を選択して、プランを選択して、規約に同意して、利用申請をします。
あとは実際に店舗に行ってアプリからスマートロックを解錠すれば利用を開始できます。
今までの手書きの会員登録等も必要なく、数タップで店舗を利用開始できます。
ーーコワーキングスペースの店舗側のfixUの利用の料金形態はどうなっているのですか?
料金形態は完全月額制で¥30,000~となっています。fixUのサービスは、店舗運営の支援がメインになっており、私自身も店舗運営をしていたという経緯から、痒いところに手が届くサービスとなっています。
ーー利用するメリットはなんですか?
店舗運営している人にとってのメリットは、
①人件費の削減
②店舗運営の業務が集約できる
③店舗の無人/省人運営も可能になる(有人対応も可能)
④今までの店舗料金設定をそのままに、fixUを利用することができる
ことです。
アプリを通しての管理や決済により、店舗が無人化できるので、人件費の削減になります。また、実際に店舗運営経験者が作ったサービスなので、柔軟なプラン設定や店舗管理や経理の手間を省くことを強みにしています。
コワーキングスペースの利用者さんからみたメリットは、一度会員登録するをすると、東京や大阪、北海道など全国のコワーキングスペースを利用できるようになる点です。例えば出張先などでコワーキングスペースを利用したい場合は当日、新幹線に乗りながらでもアプリで予約をすることができます。
ーーサービス立ち上げの経緯を教えてください
私自身は、大学の3回生から神戸にあるコワーキングスペースWAY OUT(https://wayout.bz/)の運営に携わらせて頂いていました。実際に運営していく中で、集客が難しいことや人件費がかかるという課題に気がつき、私の上司の”無人化しよう!”の一声でまずは、スマートロックをつけて店舗独自のアプリでドアを開けられるようにしました。これが、2019年の夏から構想し、2020年の初旬にリリースしました。
実際に1年以上の実証実験において、無人店舗を運営して感じたメリットや可能性を元に、今回fixUとして全国の店舗で使えるようなサービスをリリースしました。
ーー今後の展望を教えてください
コロナ禍で実店舗の運営が難しい状況が続いていますが、コワーキングスペースやシェアオフィスだけでなく、カラオケやフィットネスジムなどの収支の改善や新規店舗のオープンなどをfixUとして支援していきたいなと考えています。
ーー目指す世界観はなんですか?
現在は一つのアプリなのですが、将来的には会員情報に機能を集約させていきたいと思っています。例えば声や指紋、顔認識でスマートロックが開けられるようにするなど、会員情報に紐づいてオンライン・オフラインのあらゆるものを一括でシームレスに使える世界を目指しています。
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